今日行われた「びわ湖毎日マラソン」で一般参加で27歳の伏兵、山本亮(佐川急便)が自己ベストを3分26秒も更新する2時間8分44秒で日本人トップの4位に入り、初の五輪代表が確実になりました。
優勝はサムエル・ドゥング(ケニア、愛知製鋼)で2時間7分4秒でした。期待された堀端宏行は11位に終わってメダルへの夢はついえました。
レースは20キロ通過時点で40人以上が先頭集団を形成する中、ペスメーカーがいなくなった25キロ過ぎからダバ(エチオピア)が前に出て単独トップに立ち、日本人では堀端と出岐雄大(青学大)がついていきましたが、ドゥングが32キロ付近でトップに立つとそのままゴールしました。
山本亮は競技場に入ってから先行する昨年の世界選手権10位の中本健太郎(安川電機)を抜き去り、4位に入り五輪出場へ名乗りを上げました。中本も2時間8分54秒で5位に入り五輪出場が有望になりました。
山本亮は2006年1月3日、第82回箱根駅伝8区を走り、2位でタスキを受けトップから1分51秒差の5位でタスキをリレーしています。
この大会は波乱万丈で、9区20.7キロ付近で亜細亜大・山下拓郎(区間賞)がトップに躍り出て悲願の初優勝を遂げました。往路6位からの逆転優勝は史上初めての快挙となりました。第44回大会に初出場して、この大会は29回目の出場でした。また7区で柳沼晃太の区間1位の頑張りもあって法政大学が初めての復路優勝を成し遂げました。往路15位から驚異的なガンバリで総合7位にはいりました。