5月3日、三田市城山公園野球場での紀州戦で今季初先発して独立リーグでの初勝利をあげた吉田えりが、今度はプロ野球チーム相手にナックルを披露しました。
16日、同じ三田市城山公園野球場で阪神との育成試合に登板して、1イニングを無安打無失点で若手相手とはいえNPB選手を相手に好投を見せました。
6回、連続四球でワンアウト1,2塁のピンチを招いたものの、7番黒田祐輔外野手に投じた5球目は得意のナックル、80キロ台の魔球はゆらゆらと揺れ、バットに当たることなく捕手のミットに吸い込まれ、見事に空振り三振を奪いました。続く藤井宏もショートフライに抑え、小さくガッツポーズを見せました。
試合後、記者たちに囲まれ、「NPBの選手相手でも通用したというのは自信になります」と満面の笑みを見せました。
そんな吉田えりが19日、自らのブログで、昨季まで所属した米ハワイ州マウイ島に本拠を置く独立リーグのチームに復帰することを発表しました。ノースアメリカン・ベースボールリーグの「マウイ・イカイカ」で、6月からプレーを目指しています。
兵庫を退団して渡米する心境を「教わったことを、アメリカでも発揮出来るように、また1歩でも成長出来るように、今しか出来ないことに挑戦して進んでいきたいと思います」とつづっています。