16日に大阪、神戸、明石、和歌山の4球団によるドラフト会議で吉田えりが指名されれば、現役女子高生プロ投手が誕生します。
吉田えりが目指すのはレッドソックスのウェイクフィールド。彼の投げるナックルは、100キロを切る“超遅球”。2本の指のつめの先をボールの上に置くことで、回転をかけずに投げると、空気抵抗が大きくなり、打者の手元で不規則変化する“魔球”になるのです。
最終テストでは打者4人を得意のナックルボールで三振、四球、2塁ゴロ、ショートフライに打ち取りました。155センチの吉田えりの右腕から繰り出される魔球に屈強な男たちが翻弄されたのです。